2006年03月02日

!?

暗黒大陸に冒険を求めて秘境へと分け入った老生物学者と助手の青年がいた。
二人はそれと知らずに、或る好戦的な部族の聖地を侵してしまい、黒い兵士たちに捉えられて、いまや絶対絶命のピンチに陥っていた。
ぎらつく剣を手に、兵士たちの先頭に立つ部族の長らしき人物が、二人にこう言った。


「お前たちは聖なる地を侵した――よって厳罰を申し付ける。バーバールールバか死か、いずれかを選ぶがいい!!」


これを聞いた若い助手の青年は、何だかよくわからないけれど死ぬよりマシだろうと思って、自分はバーバールールバをすると申し出た。


「よし。者ども、こやつにバーバールールバを与えよ!」



と、長が命じるが早いか、屈強な兵士たちは助手の青年を裸にして、背後から犯し始めた。




次から次へと兵士たちに犯される青年の様子を目の当たりにした老生物学者は、震え上がった。あんな恥辱を与えられるくらいなら、老い先の短い自分は、いっそ潔く‥





「私は、死を選ぶ!!」





そう申し出ると、部族の長は心得顔でうなずき、兵士たちにこう命じた。







「よし。者ども、こやつをバーバールールバで死に至らしめよ!」





…。












原田宗典「我が輩は作者である」より一部抜粋
posted by さぶろ at 19:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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